「麻雀、ちょっと興味はあるけど、難しそう」
「アプリで始めるにも、どれがいいのか分からない」
そんなふうに感じていた筆者が、ついに一歩を踏み出しました。今回プレイしたのは、ネット麻雀界で長年の歴史を誇る本格アプリ『Maru-Jan(マルジャン)』。初心者の目線で、アプリの使いやすさ、ルールの理解度、プレイ中の心境までをリアルに綴っていきます。
目次
■ 麻雀歴ゼロの筆者、ついに『Maru-Jan』デビュー!
筆者は麻雀に関して、知識ゼロ。役名もよく知らず、ルールもふんわりしか理解していない完全な初心者です。そんな自分でもプレイできるのか、不安を抱えながら『Maru-Jan』をスマホにインストールしました。
『Maru-Jan』は、2004年にPC版が登場した老舗の麻雀ゲーム。スマホ版はその本格さをそのままに、どこでもリアルな対局を楽しめるアプリとして配信されています。アニメ風の演出はなく、画面は静かでシンプル。硬派な印象を受けました。
■ いきなり実戦! チュートリアルなしの緊張感
アプリを起動してまず驚いたのは、チュートリアルがないこと。ほかのスマホゲームのように、案内役のキャラがルールや操作方法を説明してくれる、ということは一切ありません。
いきなり「対局開始」ボタンが表示され、押すと即マッチングが始まり、気づけば全国のプレイヤーとリアルタイムで麻雀卓を囲んでいる状態に。
当然、最初は何が起きているのかさっぱり分からず、周囲のスピーディな打ち筋にただ圧倒されるばかり。「これはリーチ?」「鳴くってどのタイミング?」と焦りながら、ほとんど感覚で打牌していました。
■ 操作性は快適、だけどルールの壁は厚い
とはいえ、スマホ画面での操作は意外にも快適でした。自分の手牌は見やすく並んでいて、打ちたい牌をタップするだけ。鳴けるタイミングでは選択肢がポップアップされ、リーチ可能な時も自動で通知されます。
ただ、ルールが分からないと、その選択肢の意味すら理解できません。何度も間違えて鳴いたり、危険牌を切ってしまったりと、初心者のミスを連発しました。
特に戸惑ったのは「役」の概念。『Maru-Jan』では、役が成立していないと和了(アガ)れません。しかし、アプリ内では役の詳細説明が簡略的で、初心者には少しハードルが高く感じました。
■ 本格志向だからこその“緊張感”
プレイしているうちに、ひとつ大きな特徴に気づきました。それは「他の麻雀アプリとは空気感がまったく違う」という点です。
多くのスマホ麻雀ゲームでは、アニメ風の演出や可愛いキャラ、ガチャ要素などがあって、カジュアルに楽しめる作りになっています。しかし『Maru-Jan』には、そういった“派手さ”は一切ありません。
その代わりにあるのは、静かな対局空間、リアルな牌の音、対戦相手の真剣な打ち筋。まるで本物の雀荘に迷い込んだような、ある種の“緊張感”があります。
この緊張が、逆に「ちゃんと覚えよう」「次はミスしないようにしよう」という気持ちにつながっていきました。
■ 初心者の“壁”をどう乗り越えたか?
何局か打つうちに「このままではまずい」と思い、筆者は一度アプリを中断して、麻雀入門サイトやYouTubeでルールを一通り学びました。
基本的な役の構成、鳴き方、点数の計算、危険牌の見分け方──最低限の知識を入れてから再挑戦すると、不思議なほど対局がスムーズになりました。
最初の上がりは、役なしで無効にされてしまいましたが、次の対局ではついに「リーチ・ツモ・タンヤオ」の3役を成立させ、初めて点数をもらうことに成功!
小さなことですが、自分で役を作ってアガれると、それだけで大きな達成感があります。
■ 気になる課金システム。無料でどこまで遊べる?
『Maru-Jan』は1局ごとに「ポイント」を消費してプレイする形式。これは他の麻雀アプリとは大きく異なる点で、要するに“本格麻雀にはそれなりの対価が必要”というコンセプトです。
初回登録時には数局分の無料ポイントがもらえますが、それを使い切ると以降は課金する必要があります。ただし、デイリーボーナスやイベントでポイントをもらえる機会もあるため、工夫すればある程度は無課金でも継続可能です。
筆者は「まずは本気の1局をじっくり味わいたい」という気持ちでポイントを使い切りましたが、確かに1局ごとの重みが違いました。無駄な打ち方をしない、真剣勝負の空気を自然と楽しめるのです。
■ Maru-Janの良かった点・気になった点
良かった点:
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本物の麻雀を打っているような静かな緊張感
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対戦相手が真剣。マナーの良さも感じた
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操作が直感的で、牌の視認性も良好
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リアルな効果音が集中力を高める
気になった点:
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初心者向けのチュートリアルや練習モードがない
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役やルールの説明がやや不親切
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1局ごとの課金制は、ライトユーザーにはやや敷居が高い
■ 総評:本気で麻雀を楽しみたいなら“最初の一歩”におすすめ
『Maru-Jan』は、まさに「麻雀を真剣に楽しみたい人」のためのアプリ。初心者にとってはやや厳しいスタートとなるかもしれませんが、ルールを覚える努力をすれば、これ以上ない実戦の場が広がっています。
無料で派手な演出を楽しめる他の麻雀アプリとは違い、ここには“麻雀そのものを楽しむ”という芯があります。だからこそ、最初の一歩を踏み出すにはうってつけの道場のような存在だと感じました。
麻雀に興味があるけれど、なかなか始めるきっかけがなかった──そんな人にこそ、『Maru-Jan』での挑戦をおすすめします。スマホひとつで、あなたの麻雀人生が静かに、しかし確かに始まります。
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